中国観光名所ーー四川

これ以上飲めない−−−不能再喝了(ブノンザイホオラ)

中国の伝統では、人に無理やりお酒を勧めるのは勧められた人に対する熱情があると認められています。
一気などよく宴会でやっています。酒癖よくないですが、飲んだ量が多ければ多いほど、喜ばれますので。
いまではそんなに必死に飲まないですが、東北方面では、伝統として、いまだにも「一気飲み」などが保っています。


==四川省==
四川省(しせんしょう)は中華人民共和国西南部の省。
略称は川あるいは蜀。省都成都
西部はチベットのアムド、カムより編入された

成都市》(せいと)
四川省省都四川盆地の西部に位置し、温順な気候、豊かな水脈にも恵まれ、古来より物産の豊富な地であった。「天府の国」という。
劉備玄徳がこの地に蜀漢の国を建てたのは、三国時代221年のこと。
また、杜甫がこの地に庵をあみ放浪の人生にあって比較的落ち着いた生活を送ったのは八世紀のこと。
四川料理の本場でもある。「麻婆豆腐」や「担々麺」など日本人にも馴染みの料理は多い。
ただし、唐辛子や山椒の効かせ方はチョット違う。シビレます。

九寨溝》(きゅうさいこう)
世界遺産に登録されている風景区。一帯に九つのチベット族の村落があるために九寨溝と名付けられた。
岷山山脈にあり、40キロにわたり深い渓谷が続く。
山々が折り重なり、その山々は原始林に覆われ、それらを取り囲むように四季雪を戴いた高峰が連なる。
その渓谷に沿って無数の湖や滝が点在する。湖の数は100余り。
水は澄み、湖面は鏡のように静かである。
湖底にまだら模様の岩石が沈積しているために光の当たり具合で藍色、黄色、緑色に変化する。
懐深く原始林に分け入り、水と光の織りなすハーモニーを聞くような風景に身を浸すことができる。
黄龍とならび中国が世界に誇る風景区である。

楽山大仏》(らくざんだいぶつ)
凌雲山を背にして岷江を見下ろすように座している。唐の時代、治水と航行の安全を祈願して、九十年の歳月をかけて彫られた。完成は803年。
高さ71メートル、幅29メートル。ユネスコ世界遺産にも指定された中国最大の石刻坐佛である。足の甲に100人が乗れるという。
「山は佛、佛は山」と言われるようにひとつの山ごと仏像になったような堂々とした構えである。

峨眉山》(がびざん)
四川盆地西端、青衣江の流域にあたる。楽山の西45キロ。標高3099メートル。
西から東に向かって大峨、中峨、小峨と三山が連なる。北魏時代の地理書・水経注に曰く「山は成都を去ること千里。
秋日、清澄なれば、両山を望見でき、相対峙すること蛾の眉のごとし」。仏教、道教ともに聖地とする。
特に仏教では、四大名山のひとつとする(他の三つは、普陀山九華山、五台山)。
気象条件から霧に覆われることが多い。遠望しても、また、山に入り雲海のなかを歩いても、古来「仙境」と呼び慣わされてきたように、神秘的な雰囲気に満ちた山である。