中国のトップ都市ーー上海

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分かりません・分かりました−−不明白(ブミィンバイ)明白了(ミィンバイラ)

今日の旅行は中国の第一都市ーー上海を紹介させていただきます。
【上海】
●地理
 上海(シャンハイ、Shanghai、普通話:Shànghǎi、上海語:ザンヘー [zɑ̃ hɛ])は中華人民共和国にある直轄市の一つ。
 中国大陸東沿岸部に位置し、長江の河口に面して存在する都市。
●概況
 上海略称は滬(簡体字は沪)だが、古称の申も用いられる。
 政府所在地 黄浦区人民大道200号
 面積 6,340.5 km² (31位)
 人口 (2006年) - 18,670,000 (25位)
 県級行政区 19 (1県、18市轄区)
 郷級行政区 220 (3郷、118鎮、100街道)
 中華人民共和国最大の商業・金融・工業都市で、一人当たりGDPは香港以外では国内最高水準である。
 現在の中華人民共和国の経済の成長により、将来的に上海経済がニューヨークや東京、ロンドンと共に世界経済を引っ張る重要な位置を占めるであろうといわれている。
●観光名所
 ▲外攤(わいたん)
 黄浦江に沿って石造りの建物が建ち並んだ。
 欧米資本主義の強さの誇示であり、中国にあって中国でない場所であり、アールデコルネッサンス、ゴシックなどの諸様式の展示場のようでもあった。
 それらの屋根屋根が切り取るスカイラインの美しさは広く世界中に喧伝されたものだ。
 川下から、日本の占領期間中は児玉機関がはいっていたブロードウェイマンション(現上海大厦)、中国銀行総行(現中国銀行上海分行)、サッスーン・ハウス(現和平飯店北楼)。
 サッスーンはユダヤ系のイギリス人財閥。上海の全資産の二十分の一を所有していたという。その総本山がサッスーン・ハウスであった。
 さらには、キャセイホテル(現和平飯店北楼)、少し飛んで時計台のそびえる江海関(現上海税関)、香港上海銀行(現上海浦東発展銀行)と続く。
 特に、香港上海銀行は1923年の竣工。新古典主義建築の壮大にして華麗な建物で、当時「スエズ運河からベーリング海峡における最高傑作の建築」と言われた。
 今は、黄浦江に沿って遊歩道ができており、川風に吹かれながら、それらの建物群を見ながらの散歩が楽しめる。
 ▲ 人民公園(じんみんひろば)
 租界時代には競馬場であった。
 イギリス人は、黄浦江に沿って石造りのビルを建て並べた。これが、いわば上海の玄関口であった。
 そして、奥まったところに、自分たちの享楽の場を造った。それが競馬場であった。南京路は、もともと、外攤と競馬場を繋ぐ道として造られた。
 新中国成立後は、人民公園として市民の憩いの場になり、
 現在は、その人民公園を取り囲むように広大な人民広場が造られ、上海市政府庁舎、オペラハウス、上海博物館など新しい上海のエネルギーを象徴するような建物が建てられている。
 ▲豫園(よえん)
 明代に造られた個人の庭園。この地の出身で四川の長官を務めた潘允瑞が両親のために造ったという。
 名称の由来も、「豫悦老親」(老いた親を悦ばせる)という言葉にある。
 一時荒廃したが、1956年より修復され、明代の江南の庭園様式を再現している。
 敷地の面積は二万平方メートル。さほど広くはないが、池や、楼閣や巨石、太湖石を配し、そこに道をくねらせ、ゆっくり廻って一時間半ほどのコースになっている。
 豫園の西側と北側に隣接するのが豫園商城。明清の建築様式の建物の中に小さな店がびっしりと並ぶ。
 箸の専門店、漢方薬、シルク専門店、お茶、切り紙細工。一年中がお祭りのような賑やかさ。
 ▲上海博物館(しゃんはいはくぶつかん)
 中国に博物館は多いが、上海博物館は建物、設備、ディスプレイの仕方など、すべての意味で最も現代的な部類にはいるだろう。
 四階建て。一階は青銅器、二階は陶磁器、三階は絵画と書道、四階は古銭と玉器。所蔵品数は12万点。
 どのフロアーも充実しているが、なかでも目を見張らせるのは、一階の「中国古代青銅器館」。
 青銅器だけでも、所蔵は七千を超えるという。夏あるいは商代初期の製造とされる「連珠文管流角」や重量200キログラムを越える周代の「大克鼎」などが代表。