観光名所ーー青島

いくらですか?−−−多少銭?(ドオショウチイアン)
もっと安くしてくださいーーー便宜点(ピイアンイディアン)
豆知識:
中国で買い物する場合、特に観光名所でのショッピングは、表示されている値段は
ほんとの値段と大きく異なりますので、ご注意ください。
だいたい半額まで下がってもらえばOKです。
売ってくれなかったら、その場から去れば、店主がきっと追ってくれるから、「ちょっと待ってよ、相談しようよ」とか「わかった、しょうがないな」とか言いながら、マケてくれるので、粘ってください。
もし店主が追ってくれなければ、表示されているお値段の半額よりちょっと高い値段だなってわかるでしょう、そして次の店で粘ればOKです。
お値段のほうが、できればぜひ粘ってください。安いからいいやと思うと、バカにされるから。
南方のほうが、半額の半額(75%オフ)にしてもアリっていうところがいっぱいあります。

では、では、私の故郷山東省青島市の紹介をさせていただきます。

《青島》(チンタオ)

    <地理>  山東省の東部にある。  南は黄海、西は膠州湾に臨む。  かつては小さな漁村にすぎなかったが、光緒24年(1898年)、ドイツが租借し、軍港・商港を開いたことから急速に発展をした。  青島は坂の多い街だ。坂道に沿って赤い屋根、黄色い壁の洋館が建ち並ぶ。  道の両側に植えられた鈴掛の並木が、洋館と相まって、この街の姿をいっそう洒落たものにしている。  曲がりくねった坂道をのぼっていると、一瞬、どこかヨーロッパの街角にでもいるような感覚におそわれる。  歩くうちに教会の前に出た。青い尖った屋根。その上の十字架。なかから歌声が聞こえてくる。  第一次世界大戦中日本が占領をしたが1922年に回復。29年、市となる。  いまでは、市内に残る赤い屋根の洋館と美しい海とにより、海浜リゾートとして内外の注目を浴びている。   観光名所 <桟橋>(さんばし)  青島湾に石の桟橋が一本突き出ている。  長さ400メートル。先にひとつのあずまやがあり名を回瀾閣という。  創建は1891年。この桟橋は、ノンビリとした散歩に最適。  左手に海を隔ててオレンジ色の屋根の洋館が山の斜面に沿って点在する様子が見渡せる。 <小青島>(しょうちんたお)  桟橋の回瀾閣と合わせ、青島湾の「二粒の真珠」などと呼ばれる。  面積120平方メートルの小島だが樹木が青々として美しい。  青島の地名はこの小青島から来ている。 <小魚山公園>(しょうぎょざんこうえん>  海抜60メートルほどの小さな山に過ぎないが、青島の市街を見渡すに絶好の場所。  海岸からなだらかに続く山の傾斜に並ぶ赤い屋根の洋館と、その屋根の先に広がる海と。  最も青島的な風景が手の届くところに広がる。 <八大関景区>(はちだいかんけいく)  かつての外国人や政府要人の別荘地。  山海関、居庸関などと長城の八つの関所の名を冠せられた地区に整然と区切られ、そこに立派な洋館が200軒ほど建ち並んでいる。  なかには八大関賓館のようにホテルとして使用されているものもある。 <青島ビール工場>  1903年創設の中国初のビール工場。ドイツ人とイギリス人の合弁で造られた。  その後、1916年から29年までは、日本からキリンビールアサヒビールサッポロビールなどがビールの生産を行った。  青島ビール命名されたのは1945年。現在は株式会社化、グループ化され、全国43カ所に工場を持っている。  一年間のグループ全体の生産量は190万トン。四分の一が輸出されている。  工場見学も可能。 <ロウ山>(ロウーー「山」辺に「労」って書く)  青島市から東へ40キロ。海に面した断崖絶壁の岩山。  中国では珍しい、海と山の織りなす風景が神秘を漂わせ、昔から「神仙の宅、霊異の府」(神仙・霊異の住む場所)といわれ、道教の聖地である。  伝説では、秦の始皇帝漢の武帝も、仙を求めこの地を訪れたという。  中国で有名な道家である丘長春や張三豊などもここで修行をしたという。  現存する道教寺院のなかでは、太清宮の規模が一番大きい。創建は北宋。  また、名水で知られ、青島のビールが美味しいのは、ロウ山の水を使っているため、などとも言われるほど。