中国の祝日ーー臘八節

疲れた、しんどい−−累死了(レィスラ)

●臘八節(臘八ーーラバ)
中国では、旧暦の12月を臘月と言い、12月8日を「臘八節」という。
「臘八節」は中国の漢民族の伝統的なお祭りで、旧暦のお正月・春節の前奏と見られている。

●臘八節の由来
「臘八節」は中国古代の行式「臘祭」からきたもの。
中国では、昔から農業が重視されてきた。
農業の大豊作を獲得したごとに 神様が保護してくれた結果だと人々は思ったから、豊作を祝う盛大な謝恩式・「蝋祭」が行なわれる。
式典の後、人々は新しく取った穀物でお粥を炊いて、一緒に食べて祝う。
その後、祖先を祭る式典にと発展した。
紀元5世紀、旧暦の12月8日は臘八節と決められた。

仏教が中国に伝わってから、祖先を祭ることとお粥を食べることの民俗に12月8日は仏祖の釈迦牟尼成仏の日という物語が増えた。
釈迦牟尼は成仏する前、数年にわたって苦しく修行し、枯木のように痩せて、修行を止めようとしているところ、1人の放牧の女性と会った。
この女性はおかゆを食べさせた。釈迦牟尼はこのお粥を食べた後、体力が回復され、菩提樹の下に静かに座禅しつづけ、12月8日に成仏した。
それから、これを記念するため、この日に、仏教徒たちは穀物や果物でおかゆを炊いて、仏様に供えるのだ。このお粥は「臘八粥」と言われる。

●臘八粥
中国で「臘八粥」を食べる習慣がすでに1千年以上の歴史がある。宋の時代から始まった。

「臘八粥」の種類は非常に豊富で、主に小豆や緑豆、豌豆、粟、モチコメ、トウモロコシ、高粱、小麦など8種類の材料で作る。
または、好き嫌いによって材料が決められる。
例えば、この8種類の材料のほか、また、干した桃や杏、葡萄、なし、などの果物や蓮の種、落花生、棗、松の種、ひまわりの種など8種類の果物を入れる。
作り方というと、材料と水を一緒に鍋に入れて、火をつけて、煮初め、沸いた後、弱い火でゆっくりとゆでて、出来上がると砂糖やバラ、モクセイの花などを入れて食べる。
この日、どの家でも臘八粥を食べます。

臘八節には、臘八粥を食べるほか、北方では、臘八酢付けニンニクを作る習慣もある。
主婦達はニンニクの皮を剥いて、つぼの中の酢につけてふたをしっかりとかける。
晦日の夜になると、餃子を食べる時、それを出して一緒に食べるわけだ。
その時になると、ニンニクの色は翡翠のような緑色を呈する。